【魔よけの印】
志摩地方の海女は昔から手ぬぐいや磯ノミの柄に「セーマン」「ドーマン」と言われる魔よけの印を付けます。
一般に星形はセーマン、格子形はドーマンと言われています。
魔よけの印は紺糸で縫いつけたり、ニシ貝の紫色の汁で書き付けます。
また磯ノミの柄に彫ったりします。
星形は一筆書きで同じ場所に戻ってくることから、潜水しても必ず戻ってくる(上がってくる)。
格子形は出入口が分からず悪魔が入りにくいことから魔よけの印と信じられています。
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